PROJECT CASE

プロジェクト事例

“サステナブル”を提案するという仕事 – 教育現場へ「海をきれいにするイス」を導入

ビジネスソリューション事業部

ビジネスソリューション事業部では、現在「海洋プラスチックを再利用した椅子」の提案を進めています。今回は、実際に本製品をご導入いただいた国際ビューティモード専門学校 事務局長・宮澤夏美様(以下、宮澤様)にお話を伺いました。

海洋プラスチック製の椅子を導入しようと
思ったきっかけや背景を教えてください。

(宮澤様)本校の基本的な方針として、「地域・社会への貢献と持続可能な成長」という理念を掲げています。特に教育現場においては、次世代を担う若者たちにサステナビリティの重要性を伝えていくことも我々の役割であると感じています。校内で取り入れられる取り組みの一つとして、海洋プラスチック素材を活用した椅子の導入を決めました。持続可能な社会づくりの一助となるよう、身近なところから積極的に実践していきたいという思いが背景にあります。

提案した海洋プラスチック製の椅子の
特徴を教えてください。

(寺澤)アイリスチトセの海洋プラスチック製イスは、国内オフィス家具メーカーとして初めて海洋プラスチック再生樹脂を採用した環境配慮型製品です。
1脚あたり約2.35kgの海洋プラスチックを再利用し、資源循環型社会の実現に貢献しています。再生樹脂は国際認証を受けた工場で生産されており、品質と安全性も確保されています。

商談する男性
海洋プラスチックを使用して作られている椅子

「海洋プラスチック製の椅子」の提案を
最初に聞いたとき、率直にどう感じましたか?

宮澤様)海洋プラスチックを素材が椅子として再生・活用されるという発想には、非常に驚きと共感を覚えました。通常は廃棄されるはずの有害ごみが、デザインや機能性を損なうことなく、教育の場で活かされるという点に大きな価値を感じました。また、生徒たちが日常的に使用する教室の中に、自然とサステナビリティを意識するきっかけとなるようなアイテムがあることは、教育的な効果も高いと考えています。

学生のみなさんの反応は、いかがでしたか?

宮澤様)学生たちは、初めこそ「海洋プラスチックから作られた椅子」と聞いて驚いていたようですが、実際に座ってみると「とても快適」「見た目もスタイリッシュで普通の椅子と変わらない」といった好意的な反応が多く寄せられました。

海洋プラスチックの椅子
授業を受ける生徒

今後、学校としてサステナブルな取り組みを
どう広げていきたいと考えていますか?

宮澤様)今後も環境に配慮した物品・設備の選定や導入を積極的に行っていきたいと考えています。本校では薬剤など環境負荷の高い素材を扱う場面もあるため、使用・保管・廃棄に至るまでの管理体制をより一層強化し、環境への負荷を最小限に抑える工夫も進めていく予定です。学校全体で取り組む姿勢を見せることが、学生への良い刺激になると信じています。

ビジネスソリューション事業部の、
今後展望を教えてください。

(寺澤)ビジネスソリューション事業部では、今後もサステナビリティに配慮した商材の取り扱いを積極的に検討してまいります。また、私たちはお客様一社一社の課題やニーズに合わせたご提案が可能です。環境対応やSDGsに関心のある企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

海のゴミ
商談する男性
取材協力 国際ビューティモード専門学校
新潟県新潟市に位置する総合美容専門学校で、美容師、ヘアメイクアーティスト、ビューティアドバイザー、 ネイリスト、エステティシャンなど、美容業界で活躍するプロフェッショナルを育成しています。 国際ビューティモード専門学校